便秘|川越駅前ゆい消化器内科・内視鏡クリニック|川越市の胃カメラ・大腸カメラ・肛門診療

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便秘

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便秘について

お腹を両手でおさえている女性

便秘症とは、「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」をいいます。要は、「便がでない、便が硬い、お腹が苦しい、スッキリ出にくい、残便感がある」といった不快感全般のことです。
便が腸に長く停滞することで、水分が吸収され硬い便になります。

便秘の原因

便秘の原因は様々です。
腸が物理的に細くなって出なくなる原因もあれば、腸の蠕動運動が低下して便を押し出せなくなる原因もあります。

消化器系の疾患

大腸がん、腹腔内腫瘍、クローン病、虚血性腸炎、巨大結腸症、直腸瘤など

消化器系以外の疾患

糖尿病、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患や神経筋疾患、膠原病など

その他

ストレスや環境の変化などの心因性、特定の薬剤、食物繊維や水分不足など

一番心配なのは、ただの便秘だと思って放置することです。悪性疾患が隠れている場合があるので便秘が続く場合は必ず大腸内視鏡検査を行って腸内を確認しましょう。

便秘改善におすすめの食べ物

便秘解消には食物繊維の豊富な食べ物の摂取が効果的です。食物繊維は小腸までの消化管では吸収されず、大腸まで到達するところに特徴があります。食物繊維は大きく2種類に分けられ、それぞれ異なった働きをしています。

水溶性食物繊維 不溶性食物繊維
効果
  • 水に溶ける
  • 腸内の善玉菌の餌となり腸内環境を整える
  • 水に溶けない
  • 水分を吸収して便のカサを増し、腸の蠕動運動を促す
食べ物
  • キウイなどの果物
  • カボチャ・大根などの野菜
  • 里芋などのイモ類
  • 昆布やわかめなどの海藻類
  • 大麦・オーツ麦
  • こんにゃくなど
  • トウモロコシなどの穀類
  • 豆類
  • ナッツ
  • ごぼう
  • キノコ類

便秘の治療

生活習慣の改善

自律神経は腸の蠕動運動と密接な関係があり、交感神経が高まると腸蠕動は低下し、副交感神経が高まると腸蠕動が活発になります。規則正しい生活をし、十分に休息をとることで自律神経を整えることが大切です。
また運動習慣のない方は、適度な運動で筋力をつけ、血行を良くすることで排便を促します。食物繊維や水分がたりない場合は食生活を見直します。

薬物療法

薬物療法には様々な便秘へのアプローチがあります。プロバイオティクスにより腸内細菌のバランスを改善したり、浸透圧性下剤で便を柔らかくしたり、刺激性下剤により腸の動きを刺激したりします。その他にも、膨張性下剤や上皮機能変容薬、漢方薬、浣腸などを、便秘の状態をみながら使用していきます。